新潟県銃剣道連盟
銃剣道は、わが国の伝統的な古武道の一つである槍術を源流とした武道です。
史実によると、上野の東京国立博物館所蔵の宝蔵院流槍術秘事「寛政10年4月、早川長左衛門手記」を主体に、その他の槍術流派では佐分流、疋田流、貫流等が研究対象になり、その秘術を余すこと処なく取り入れるとともに、槍術や剣道の理合い等を合わせ研究を重ね、日本人の体格や性格に最も適した純日本武道として、明治25年に集大成されたものです。
銃剣道は武道としての心身の鍛錬を通じ気力・体力を育成する体育的効果と競技力を高めるスポーツ的効果並び健全な精神的資質(誠実・礼節・信義・勇気・資実剛健・克己心)を養い、国民スポーツとして品位高尚な人間形成を図っています。
連盟が求めている銃剣道は、「やって楽しい・見て楽しい銃剣道」を目指し、洗練された品格のある技の駆使と、公正・的確な審判により「分かりやすく、スピーディーで、美しい」試合を具現化することにあります。
「美しい」とは、常に相手に敬意を払い、礼に始まり礼に終わる礼儀正しい態度、勝って奢らず負けて悪びれない爽やかな態度、理合いに叶った突き技を駆使し正面から勝負に挑む正々堂々たる態度であり、躾・マナーを欠き粗野で荒々しい試合は巌に戒め、常に明るく、正しく、強く、逞しいものを求めています。
昭和48年に日本体育協会の加盟競技団体となり、昭和55年の第35回国民体育大会(栃木)から国体の正式種目となり、広く国民スポーツとして発展してきています。
新潟県内では昭和33年新潟県銃剣道連盟が結成され、昭和40年に高田連盟を合併して全県一連盟として同年体育協会への加盟が承認され一般にスポーツ銃剣道として現在に至っています。
表 彰
全国大会の成績(団体戦優勝のみ)