新潟県空手道連盟
空手は中国拳法の流れをくみ、沖縄で独自の発展を遂げました。空手は突き、打ち、蹴りなど、全身を使って外敵から身を守ることを目的とした武術で、明治から大正時代に全国に伝わり現在では世界的に普及しています。
1964年の東京オリンピックを機に流派を超えて全日本空手道連盟が結成され、1970年には世界空手道連盟が加盟33ヵ国をもって結成され、国際大会も行われるようになりました。1992年にはWorld Karate Federation(略称 WKF)と改称され、194ヵ国が加盟しています。1994年からアジア競技大会の正式競技種目となり、2020年東京オリンピックにおいても実施されます。
現在、普及している空手道は、試合方式の違いから、寸止めルールを採用する「伝統派空手」と直接打撃制ルールを採用する「フルコンタクト空手」、防具を着用してポイント制の直接打撃行う「防具付き空手」などに大別できます。競技は「形競技」と「組手競技」があります。形競技は、技の力強さ、スピード、極め、立ち方などで相手との上手さを競い合う競技です。形競技の選手が作り出す空気感や、静寂に包まれた中で実際の戦いのシーンを想定し、自身の力を最大限発揮し演武する姿は見るものを魅了します。組手競技は、1対1の実践形式で、突きや蹴り、受けなどを使って相手と戦います。見所は一瞬で決まる緊張感です。技のスピードやキレ、互いの間合いの駆け引きから繰り出される一瞬の技は目を奪われます。