新潟県相撲連盟
国技といわれ、日本の伝統文化である相撲、その起源は人間の闘争本能の発露である力くらべや取っ組み合いから誕生した伝統あるスポーツです。相撲はその年の農作物の収穫を占う祭りの儀式として、毎年行われていました。日本の文化に深く根ざし、いつも人々の生活とともにあった歴史ある相撲は、江戸時代に入ると浪人や力自慢の者の中から、相撲を職業とする人たちが現れ、全国で勧進相撲が行われるようになりました。
競技の形態としては、直径4.55m(15尺)の円形または四角形をした土俵の中で廻しを締めた二人が組み合って、勝ち負けを競います。土俵から出るか、地面に足の裏以外がついた場合、もしくは反則を行った場合に負けとなります。
相撲の取組は、伝統的に選手の年齢・身長・体重に関わらずに行われる無差別の戦いですが、アマチュア相撲では体重別制の大会も多くなっています。また、世界の国々や女子選手への普及も進んでいて、国際相撲連盟には現在84カ国が加盟しており、将来のオリンピック正式種目を目指しています。